怒りオヤジ

Kakeru2003-12-23


クリスマスのお菓子。ブッシュ・ド・ノエルがフランスなら、ドイツは「シュトーレン
いままで未体験だったスイーツを、下井草の「イル・フォルノ・ミツ」で買ってきて、フライング気味のクリスマス。

店頭のポップに「コーヒーや紅茶、ブランデーと一緒にどうぞ」と書いてあっただけあって、ずっしりと食べごたえがあっておいしい。上に振り掛けてあるのは粉砂糖ではなくてグラニュー糖なんだけど、味がしっかりしているので甘味もちょうどいいバランス。
通常は80%ぐらいというイングレーディエンツ(中のドライフルーツなど)を、200%練り込んでいると自慢するだけあって、複雑な味が圧倒的に広がってくる。

ただ……ちょっと高い。15×10センチたらずのハーフで1200円、1ピースで280円もする。
なので子供はちょっと満足できないと思うけれど、大人のクリスマスにはおすすめ。
 
このパン屋さん、「愛の貧乏脱出大作戦」とかに出てくる“いつも怒ってるパン屋”です。
うるさいオヤジのいるラーメン屋や寿司屋は、じつはそんなにおいしくない……なんてことも多いけど、ここは本当においしいですよ。
本店は西荻窪のリスドォル・ミツ。近所の人もちょっと遠い人も一度食べてみませんか? とにかく、パンに対する認識が変わるし、天然酵母に対する偏見がふっとんじゃうでしょう。
通販もやってて、ハードタイプのパンなら地方でも大丈夫だと思います。

この店の天然酵母パンは、決して鴨を殺したりしません!(『アバウト・ア・ボーイ』)
  
写真は、ニューオータニのシュトーレン。見たところ、中のフルーツの量が少なくてちょっと寂しい感じ
今年は「ダロワイヨ」のシュトーレンも食べられそうなので、それもまた今度。