話芸

Kakeru2005-03-20

新宿で「ロング・エンゲージメント」を見るつもりでコスプレまでして出かけたけれど、なんだかタイミングが合わず、急転直下女性二人の両手に花で食事に出かけることに。

こういうときには実は困ってしまう。新宿というところは、おいしい店もあるにはあるけれど、日本語があんまり通じないとか、店構えがあんまりキレイじゃないとか、微妙な店が多い。
あるのは十把一絡げのチェーン店か、雰囲気だけはまあまあだけれど、特においしいものが出てくるわけじゃない宴会向けの店ばかりだ。
女性をエスコートして行くのに充分な店は、実は渋谷の方にこそ多い。
若者の街を通り越して今や子供の街になってしまった渋谷だけれど、駅からちょっと離れたところには、まだまだ気の利いた店もあったりする。

ともあれ、連休の中日ということで大混雑の新宿。ベターチョイスの店の二軒目でやっと入れた。


Tさんの同僚のPさんは初対面ということで、話題にも困ったりする……はずだったのに、なぜか快傑ズバット(写真)の話で盛り上がる。
「主題歌になぜか入る三味線の響き」
「どの街にも必ずいる悪の組織の用心棒」
「結局は私怨の八つ当たり」
……こうやって箇条書きにしてみると確かにヘンだ。

他にも、バレエ漫画「舞子の詩」の話で大爆笑になったりしたのだけれど、Pさんの「かけるさんが話すから面白くって」という言葉はもったいなくもうれしかった。素直に喜ぶことにする。そして、ズバットに感謝。
Pさんはお酒好きの人だし、「ウインドトーカーズ」まで観てるような映画好きだったということで、今度はちゃんとおいしいものを食べに行きたいところ。

快傑ズバットメモリアル [VHS]

ロング・エンゲージメント」って邦題、原題そのまんまなのかと思ったら、そっちは「A VERY LONG ENGAGEMENT」なんですね。なんとまあ端折っちゃったもんだか。
これはつまり「かくも長き不在(英題は "SUCH A LONG ABSENCE")」を「長い不在」にしちゃうようなものじゃ……ないのかなぁ。
もっとも、"(Saving)Private Ryan" なんて世紀の「誤訳」にくらべたらカワイイもんだけど。