くつしたを買いに
洗濯したくつしたを干すとき、どんなふうにぶら下げてますか?
クリスマスの枕元に吊るす靴下のようにぶら下げるのにはどうも抵抗があった。
乾いたときに洗濯バサミのあとがついてしまうのがイヤだったのと、どうもゴムが傷んでしまうような気がしていたからだ。
ところが、靴下屋のレジ横に貼ってあった「靴下の洗濯について」のポップ。
「ひっくり返せ」とか「ネットに入れろ」というのはちょっと過剰な感じもするにしても、メーカーの人に聞いた話では、選択表示はちょっと大げさ目に書くものだそうだし、まあわかる。
そしてもう一つ、「干すときにはゴム部を上に」とも書いてある。
つまり僕のやり方は間違っているようだけれど、でもどうしてだ?
店員さんに聞いてみた。
「さかさまに干しちゃうと、下がってきた水がゴムを傷めるんです」
なんと、まさにあべこべ!
安売りのくつしたのゴムがすぐにべろんべろんになっちゃうのは、干し方にも問題があったのかもしれない。
だとしても、ユニクロやドンキホーテ、西友で買ってきたくつしたは、すぐてろんてろんのべろんべろんになって穴があいちゃうのに、靴下屋のなら二年経ってもほとんどヤレがないのがある。
家に帰ってきて早速洗濯(衣類はおろす前に一度洗うことにしている)しようと思って裏返したら、アンクルソックスのつま先とかかとが二重のパイル地になっているのを発見。
なるほど、値段の分の価値はあるんだなあ、と思った。
函館に靴下屋ができたのは20年くらい前だったと思う。もう無くなってしまったようだけれど、五稜郭あたりの風景もずいぶん変わっちゃったんだろうな。
ラージ・モリタのインドカレーを思い出した。このへんの話を始めるとキリが無いので、これでおしまい。