イタリアン・カッツオ

Kakeru2004-06-16


吉田戦車のキャラクターとの代表格といえば「かわうそ
カッパ君の友達だったり、店長だったり、女中の和歌子だったりと忙しい(その後、和歌子はかわうそだけど、あの「かわうそ」ではないことが判明! かわうそ族、みたいなものなのかな。エルフ族、みたいな【05/01追記】)


伝染るんです」のネタ。
かわうそがある日近所でイタリア人を見かけた。

かわうそ「イタリア人の前ではエッチなことを言わなきゃいけないんだ……スカート」

……なんて、例によって不条理系のネタがあった。


イタリア人はエッチなのか?
少なくとも身近で接したことのあるイタリア人は、概してエッチな人たちだった。
だって、初対面で「イタリア語ではオチンチンのことをカツオといいます」なんてネタをかましてくるVさんは、やっぱりエッチでしょう?
そしてまたV夫人(日本人)に「だからイタリアの市場で『あ、カツオだ!』とか言ったら笑われちゃったの〜」とかニコニコされちゃったら、ねえ。

乾杯がチンチンだったり、カツオがチンコだったりと、イタリアとはなんともまあ名は体を表す、なんて国に思えちゃうわけです。

残念なのは、イタリア男性と知り合ったことはあっても、イタリア女性とは話し一つしたことがない、なんてことだ。青山あたりのクラブに行くと、男性の大使館員とかは結構遊んでるけど、女性とはそうそう居合わせたことがない。
でも冷静に考えてみたら、日本ではあまりヨーロッパ人って見かけないですね。
もしイタリア人の女性が、男性と同じくらいエッチだったら……多分太刀打ちできそうもないから(いろんな意味で)、不戦敗でもいいから逃げ出しちゃったほうがいいのかもしれないけど。


でも、こういうスラングネタっていうのは、万国共通に受ける、っていうのは一面の真理だと思う。
ここまで書いていて思い出したんだけど、考えてみたら僕も初対面のアメリカ人に下ネタをかましたことがあった。

日本人女性のGさんと結婚したアメリカ軍人のWくんと、ある結婚式の二次会のパーティーで一緒になったときの話。

僕「日本には『房州女にボボ見せるな』って決まり文句があるんだ。房州っていうのは千葉県。ボボっていうのはチンコのことね。千葉の女の人はそのくらい情が深い……英語でだとどう言うかな、セックスマニアックだと言い過ぎなんだけど……だれか千葉出身の女の人っている?
Wくん「Gだ!(と、しばし爆笑し) ねえねえ知ってた? 千葉県出身の女の子って……

ものすごーく受けてくれたのはうれしかったけど、わざわざ他のテーブルにいる連れ合いを追っかけてってまで言うようなネタじゃないよなあ……。まあ斜体部分は英語だったので、周りの人にはそうそうバレてなかった(?)かもしれないにしても。

普段はとてもおとなしく、まるでアメリカ人じゃないみたいに寡黙なWくん。多少酒が入って初めてアメリカンな感じになる、なんて珍しいタイプの人だった。
セントルイス出身で、バドワイザーが大好き。子供の頃はボールパークでフレッドバード(MLBカージナルスのマスコットの着ぐるみ)を追っかけていってパンチをくらわせた……なんて話をするときの彼は、とても楽しそうだった。

そんなWくん、今はペルシャ湾海域で作戦行動中の船の上にいる(具体的な場所は軍機なので家族も知らない)

例えば彼一人の存在だけで、イラクの戦争もアメリカ軍のことも、個人的にとても気に掛かってしまう。こういうのはそれこそ、「情」の問題だろう。
そんなこともあんなこともひっくるめて、早く帰ってきたらいいのにな、と思う。