タバコ

大スポンサーとの兼ね合いのある企業のトップはたいへんなんだなぁ、というお話。

「もうもうとした煙がいいという人も」−。JR西日本垣内剛社長は17日の定例記者会見で、新幹線をはじめとする列車や駅の全面禁煙化を求めた医学界の要望に消極姿勢を示した。 日本循環器学会など国内9学会でつくる禁煙指導ガイドライン委員会が、JR各社に全面禁煙を求める要望書を提出。27日までの回答を求めている。 同社長はこれに関連し「全面禁煙という声もある一方、喫煙者に配慮してほしいとの声もある」と指摘。「もうもうとした煙は大変だなと感じるが、あれがいいとおっしゃる方もいるだろうし、自分の煙はいいが、他人の煙は吸いたくない人もいる」と、さまざまな意見があることに言及。駅ホームでは「煙が好きでない人は、喫煙場所の近くに寄らなければ、それほど影響を受けないのではないか」とも述べた。─時事通信- 2月17日


そのお医者さんたちの委員会は、喫煙車両に隣接しているデッキや車両の副流煙の数値を問題にしていた。つまり、禁煙席に座っていても、喫煙車両のそばなら受動喫煙の害がある、ということらしい。

僕自身は煙草は吸わない。多分マーガリン以上に縁がない生活をしてきた。新幹線ではもちろん禁煙席に座る。
だからといって、いわゆる「嫌煙家」のように喫煙者に鵜の目鷹の目になるつもりはないし、副流煙がどうとか受動喫煙がどうとか細かいことを言うつもりもない。

でも、煙草を吸う人のあの臭さだけはどうにかしてほしい。


今月ボードに出かけた時、一人だけ煙草を吸う人がいたのだけれど、車の中で吸うようなことはもちろんしない。
休憩のときなり、出発前に吸ったりするのだけれど、そんな彼が車に入ってきただけでもう車内は臭くなってしまう。

無用の煙草臭を出さないように気を遣わない人も多い。
例えばダーツバーで、プレイ中に火をつけたままの煙草を灰皿に放置する人がよくいる。不完全燃焼の煙草は余計に臭い。

何人かでレストランに行ったとき、喫煙者がいたら当然のように喫煙席に座ろうとするのも無神経だ。
毎回禁煙席に座りたいと言っているわけじゃない。どうしてたまには禁煙席に座ろうという気になれないのだろう。たいていは吸わない方が妥協させられてばかりいる。
それに、料理が出てくる前から煙草に火をつけるような、単純にマナー違反の人も多い。


結局のところ、喫煙の習慣を持ち続けている人は、その他のところでも良識常識に欠ける、他者への思いやりが欠ける人なんじゃないか。
多分それだけのことなんだと思う。

副流煙がどうとかめんどくさいことは言わないけどさ、煙草吸う人って単純に臭いんだよ」
「それはそうですよね、俺もそう思いますよ」

いやぁ、思ってくれるのはありがたいんだけど、それじゃあ寄ると触ると煙草吸うのを加減してくれてもいいようなものなのに……ねぇ。