「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」★3/5
今頃気がついた……第一作(エピソード4)があんなに好きだったのに、いつのまにかこのシリーズが苦手になってしまっていた理由。
以下、当作品だけでなく、スター・ウォーズサーガ全般について現時点(エピソード1公開後からエピソード2の公開までの間)で思ったこと。
夜のニュース番組で、「日本初公開です!」と『エピソード2』の予告編が紹介されていた。
凄い! とにかく凄い!! キラキラ光るヌビアンへの写りこみ、上空を飛ぶエアカーから見下ろす都市の復層構造の奥行き……確実に進化し続けているCGに驚かされる。
ところが……
! 心の中でちょっとした叫び声が上がる。
ジェダイの評議会と思しきシーン。元気そうでちょっと若いヨーダ。「これだ……」
今頃になって気づくなんて、ひどくニブかったということなんだろうけれど、「帝国の逆襲」以降に感じていた「?」の正体は、「高度な」クリーチャーに対しての違和感だったようだ。それだもの、第一作(エピソード4)以外はピンとこないはず……。
やっと気づいた。私がこのシリーズに途中からなんとなく居心地の悪さを感じていたのは、「高度な」SFXがニガ手だったからのようだ。
たしかに技術的には高度で、どんどん進化し続けているのはわかるけれど、どうしても感情移入できない、というか、生身の俳優がああいった人工物とカラんで芝居をしていることに生理的な違和感を感じてしまうらしい。
C3POやチュウバッカのような着ぐるみだったらスッと入ってくるのだけれど、ヨーダやドロイドになるとダメ……ということは、私がどうにも旧世代の遺物といった感性しか持っていないからかも。
『エピソード4』ではホンモノの動物に着ぐるみを着せて、その動物にストームトルーパーを乗せて……なんて昔話をしたら、今の子供たちには笑われてしまうのかもしれない。
でも、『宇宙大作戦』(『スター・トレック』ではなく)を楽しみにして育ち、第一作(エピソード4)の公開にワクワク、大行列して映画館で封切りを見て……あのドキドキを経験できたのは、それこそ旧世代だったからこそなんだ、と素直に喜びたい。
それでもなんでも、『エピソード2』は観に行くと思う。だって、やっぱり「面白い」んだから!(CinemaScape「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」拙コメントより)
いろんなひとがいろんなとこで散々言ってたけど、やっぱりジャージャー(写真)はうるさかったですね。
で、結局「クローンの攻撃」は見てません。
やっぱりひっかかっちゃったんですね、いろんなことが。