スポーツカイト

Kakeru2005-01-10


取材で埼玉県下の江戸川河川敷運動公園へ。
アメリカで誕生したスポーツカイトという凧を飛ばしているグループのところに話を聞きに行く。
写真で吹き流し(風向きと風速の目安に設置してある)の向こうに小さく写っているのがそれ。

いわゆる「凧」をイメージすると、ギャップに驚くかもしれない。
一般の凧が、風向きに合わせて垂直に上昇することしかできないのに対して、左右への旋回や水平移動、それどころか前転や後転、側転といったトリック(技)も可能な、まさに飛行機のようにアクロバティックなスポーツだ。
ラインが二本の「デュアル」というタイプがより一般的なようだけれど、四本のラインで操作する「クワッド」というものもあり、こちらは下降(!)することまで可能なのだ。

上級者がトリックを繰り出す様子は、まるで飛行機のアクロバットのようだった。
五人のチームがフォーメーションを組んで飛ぶ「バレー」の演技は、まさに「ブルーインパルス航空自衛隊のアクロバットチーム)」のようなパワーと繊細さで構成された「ショー」を見ているようだった。

今年は「ゲイラカイト」日本上陸30周年だとか。
雪の中で飛ばしたことや、北電(北海道電力)の人に電柱から外してもらったことを思い出す。